2024年3月11日戦場ルポ漫画のさじ加減の絶妙・にしかわたく&高部正樹『日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし』
にしかわたく&高部正樹『日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし』(全3巻。竹書房)読了、感想。これは超超超超収穫。戦場ルポ漫画。いまのところ3巻まで出て、一気に読んだ。
傭兵としてアジアや東欧を転戦した日本人をインタビューした漫画。「日本国内で傭兵経験のある本人に編集者と漫画家がインタビューして絵に起こす」というスタイルなので、「とにかくインタビュイーの高部正樹氏は死んでない」って安心感があるのがいいかな。インタビュアーの二人の日本の日常感がいいっす。
にしかわたく氏の絵柄が絶妙。コミカルで、あえてリアルさをカットしているところも安心できる一方、戦争の深刻さを真摯に伝えてくれます。
それはそれとして、「戦闘員として傭兵に応募すると私戦予備罪に問われる可能性がある」って箇所に意表を突かれました。言われてみれば、それはそうだ。
いい漫画です。お勧め。
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