2022年1月13日午前10時29分 社会的地位のある高齢男性は日本語の文法がおかしい
まあ、鈴木輝一郎小説講座でとてもよく見かける案件なわけですが。
教会の信徒説教者講座で、あたらしいコースが始まった。で、講師の先生からテキストを渡されたので目を通しているんだけど──そういう案件なんですよ。講師先生が書かれたのではなく、某神学校の偉い先生が書かれたものなんだけど、意味がわからない箇所が多くて。
「内容が難解」なのではなく、「日本語の文法がおかしいから意味が通じない」箇所が多発してるんだ。
「主語と述語が対応していないから文意が不明」「修飾語・修飾節の被修飾語・被修飾節が行方不明で文意が不明」とかが多発してて閉口中。
活字になったことのある書籍の模様なので、おもわず「これ、校閲入れたのか?」って言いたくなっちゃいましたよ、商売柄。ぜったいにチェック入ってないよね。
教員・僧侶・管理職など、「ある程度社会的地位があり、文脈が不明でも周囲が我慢して聞いてくれ、忖度してくれる立場の人」は日本語力が顕著に落ちる。
キリスト教の牧師先生は自由競争の波に揉まれているせいか、そういう例は滅多にみかけないんだけどねえ。
「神は言(ことば)なので、ちゃんとしろ(大意)」ってのを文中で連発しているのをみると「おまえがちゃんとしろよ」ってツッコミ入れたくなります。
……って言ってる俺も高齢者男性。気をつけなきゃ……