旧刊が電子書籍された。
講談社の旧刊が電子書籍化されて発売される由。いずれも講談社から。
お見合い小説『ご立派すぎて』、歴史小説『お市の方』、歴史小説『美男忠臣蔵』
どれも20年ぐらい前のもので、データ化されていなかった。
歴史小説の2冊が選ばれたのは、内容が古くなってないから。
お見合い小説が選ばれたのは──担当者の趣味だな。お見合いなんてもんは死語だよ。「読んだ人には確実にウケる。ただし手にとられるまでが大変」ってのはこの当時から。
かつては「文庫で息長く売ってゆくことで生計を立てる」のが小説家のビジネスモデルだったんだけど、書籍流通の関係で文庫の流通期間が激減し、通用しなくなった。
10年ぐらい前から、紙の書籍とあわせて電子書籍も発売されるようになってかなり助かっているんだが(kindle出現以後、電子書籍の売り上げは二桁ふえた)それ以前の紙媒体の絶版書籍をどうするかというのが難しいところ。手間を考えると、とても自分ではできないしね。
鈴木輝一郎の電子書籍(kindleストア)は下記。