新保信長『声が通らない!』(文藝春秋 2020年11月)読了、感想。これは超超超超収穫。実用書です。居酒屋でオーダーするとき、店員さんに声が届かないことが多い著者の試行錯誤の本。
ぼくは声が通りすぎてこの種の悩みとは無縁なんですが、声が高くて耳障りなことが多く、眉をひそめられる経験が多いんで、手にとってみました。出川哲朗がやはりよく通る声なんだそうですが、声が通りすぎると逆に相手に不快感を持たれる、ってな記述に、長年の疑問が氷解しました。やはり滑舌は大切。
読みやすくてわかりやすいうえ、声に関する本のいいガイドブックにもなっています。おすすめ。