原田隆之『痴漢外来 ──性犯罪と闘う科学』(ちくま新書 2019年10月10日)読了、感想。これは超収穫。
性依存症の現状と治療についての解説書です。
薬物依存症やアルコール依存症は以前から縁あっていろいろ接する機会も多かったんですが、このところ性依存症の知人も増えてきたので、その勉強のためです。男性の性依存症は犯罪に直結し、必ず被害者がいる、という事情があります。
薬物やアルコールの依存症はリラプス(再使用)を繰り返しながら、少しずつ寛解をめざすのですが、男性の性依存症は絶対にリラプスが許されないのが難しいところです。
新書とはいえ、わりとハードな内容です。お勧め。
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